話題の「エコポイント」はどれくらいメリットがあるのか?

2020/05/30
2009年の5月から導入されている「エコポイント」その実態はどのようなものなのだろうか?エコポイントは地球温暖化対策の一環として環境に配慮した省エネ家電を購入するときに付与されるポイントのことだ。ポイントに応じて様々サービスや商品と交換することができる。

対象となる省エネ家電は「グリーン家電」と呼ばれ「省エネラベル」で星4つ以上と認定されたエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送対応テレビが該当する。尚、地デジ対応テレビも含まれている理由は、実は地上波デジタルの普及もこのエコポイント制度のテーマのひとつだからだ。

さて、気になるのはポイントで交換できる商品だが、エコポイント事務局のホームページにその一覧が掲載されている。例えば、エコポイント3,500点だと「Suica」や「PASMO」などの電子マネー2,000円分と交換可能だ。

また、「全国共通おこめ券」ならポイント10,000点で、1枚440円の券が20枚、350ミリリットル2缶分のビール券なら、3,000点で5枚といったところだ。

もし500リットルのグリーン家電の冷蔵庫を購入するなら、還元されるポイントは9,000ポイントになる。交換できるのはビール券15枚だ。これが得かどうかは判断に迷うところではある。

しかも、ポイントを交換するには買った商品の領収書や原本を郵送しなくてはならないなどひと手間掛かる。今後はグリーン家電の対象となる商品も増えていくと予想されているエコポイント制度、気軽に貯められて気軽に交換できるようになればお得感もアップしていくのかもしれない。